六月十六日

今日もピカピカの晴れだった。
久しぶりにちょっと外食。

何年振りかに行ったお店は、
あの頃の記憶のまま、ゆっくりと時間が流れていて、わたしがまだ若い頃に感じたお店の印象を変えずにそこにあった。
変わらずに美味しかったし、すっかり寛いだ。
バターソースに溺れた鮭を食べながら友達と喋ったのは、
漠然とした将来の不安とおもしろい人間になるには、という脈絡のない話。とにかく楽しく生きたいよね、という答えに落ち着く。
楽しく生きるってなんだろう。
十分刺激的で楽しいはずなのに、
また何かが足りない。欲張りだな。

ホームページの感想をもらった。
まさかこんな風に反応があるとは思わずに
どうにもこそばゆくて、恥ずかしい。
遠くから近くから、
こうして少し誰かがみてくれる。
ありがたいことだ。
お店としての正解は、何年たってもわからない。
わたしはわたしのやり方で、今できることをやるだけだ。
評価されるのはおそろしい。
けれどわたしがやりたいことを
背筋を伸ばしてやり続けたい。
まだまだだ。
まだまだ道半ば
まだまだ修行