六月二十四日

 

雨のちくもり
雨上がりはきりり
今日も一日がおわる

脈絡のないこの日記を、読んでくれていた人が少なくとも三人いたことがわかった日。
うれしはずかし。
何かを伝えたくて書いているわけではなく、
なんとなく言葉を残していくことが、記憶と気持ちの整理になる気がする。
誰かの気持ちに少し触れたなら、
それはどこかに縁があるのだと思った。
どろどろとしたわたしも、さらりとしたわたしも、ロマンチックなわたしも、わたし。

昨日はおにぎりを食べながら
森へ探検に行った。
おにぎり大好き。
おにぎりやさんをふたつハシゴしてしまう。
海苔の香りとお米の塩っからい塩梅が絶妙なおにぎりは、何個でも食べたくなる。
一番好きな具、と言われると迷うけど、
梅とシャケとたらこがあればしあわせ。
二十年前のわたしは、自分でお店をやるならおにぎりカフェをやろうと思っていたんだっけ。
こんな風に人の手で結ぶたべものは、他にないだろう。

肌寒い森は素晴らしかった。
どの先にも道があって、選択肢は無数。
最後は道に迷って暗闇のドライブ。
ときどき、目の前のものを放り出し、
ここではないどこかに行きたくなる。
誰にも繋がらない森で、水辺の近くで、
目も耳も鼻も心も解放して
横になりたい。

 

 

 

 

 

 

 

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