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雨の日は
本を抱えて喫茶店にゆく
隙間風が寒くて
カプチーノを頼んだ
たっぷり二杯砂糖を入れて
じゃりじゃり混ぜて飲む
十月がバタバタと過ぎる。
毎日気が抜けなくてきりきりと過ごした日々
疲労困憊
忙しいのは良いことで、
ありがたい限りなのだけど、
自分が削られてゆく
何のために生きているのか。
百万回問うても誰も教えてくれない
誰のためにいようとも
自分のためじゃなきゃ意味がなく
誰かのために生きてみたいのに
自分が邪魔をする。
わたしはわたしであれと、
私が言う。
今年はやけに紅葉がまぶしい
冬の手前
かさかさと音をたてながら
踏み出す勇気
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