だいすき、つばらつばら

 

 

喫茶つばらつばら 閉店
かけがえのない、大好きな居場所でした

 

 

決して長い期間ではなかったけれど
目まぐるしくも濃い日々、いろんな経験ができた3年半。
すごくすごく楽しかった。
つばらつばらに出会えた私の人生は
すでにはなまる、ハッピーだなと思います

 

自分が生まれ育った札幌で
日常の一部になっている場所で働きたくて
つばらつばらの仲間入りをした2020年

正直いうと、”喫茶店”で働きたいという気持ちが強かったわけではなく。
みんなで豆まきしたり、長い恵方巻きを作ったり流しそうめんをしたり。
夏まつりや展示やライブ、たのしいことを全力で楽しんでいそうだな、
アットホームな雰囲気でお客さんと距離が近そうだなということに興味を持って。
そして喫茶店が好き、喫茶店という仕事に誇りを持っていて
好きなことに堂々としているまいさんが
かっこよくて、惹かれるものがあって。
”喫茶つばらつばら” だからここに立っていたし
無理をせずいつもの自分でいられたことも、つばらにいる理由のひとつでした。
不安や迷いが大きくてどうしようもなくなったとき、
泣きじゃくれる場所、受け止めてくれる居場所があるという安心感。
甘えてばかりでした。
でも、その安心感が強さになったと思っています。

 

本部に立つようになったからこそ身をもって感じたつばらの偉大さは

いつでも熱々のナポリタンが食べられて
おいしいおやつと珈琲がある
営業日は同じ時間に灯りがともっていること
気軽に立ち寄れて、いつも変わらずにここに在ること

当たり前なことではないのだけれど、
それが当たり前と思うまでの
積み重ねてきた日々があってこそで。

いちから始めて、これまで続けてきたママへの尊敬の想いと、
十周年やつばら最後の日に居合わせられたこと
うまく言葉にできないけれど、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

毎月のおやつを楽しみに来てくれる方
少しずつ会話が増えるようになったり
言葉を交わさなくとも顔なじみの方たち
常連さんとのたわいもないお喋りに
おいしかった、と目を合わせて直接伝えてくれる方たち
あの空間でしみじみゆっくり過ごす方
同じ日は一日たりともなく
本当にたくさんの方に力をもらっていて
支えられていたんだな、と改めて感じています。
本当にありがとうございます。

 

つばらつばらがもうあの場所にはない、という事実が
ただたださみしいのも本音です
だけど、この場所にあったという事実と、ここで過ごした思い出はなくならないから
その思い出はおばあちゃんになっても忘れずに大切にしていこうと思います。

 

そして
つばらつばらの中野ではなくなったこの先、
自分次第で、自由であることの怖さもあったけれど
まいさんが最後の挨拶で、”菜と根” に進むために
大きく背中を押してくれたことをしっかり受け取って
もういつかの未来、と言ってはいられない
だれかのいつもの日常に、ちいさくとも存在していられるように、
堂々とした自分でいられるように、
私もがんばろう

 

 

さて、とても長くなってしまいましたが、、

 

つばらでのひと時を過ごしてくれたみなさま、
つばらを通して出会えたみなさま、
チームつばらのみんな
まいさん
本当に本当にありがとうございました。

 

ママへ
喫茶つばらつばら
という喫茶店をさっぽろの地に
つくってくれてありがとう
これまでもこれからもいつまでも
だいすきな場所です

 

 

だいすき、つばらつばら
明るい未来へ

 

 

最後に、
私が言うのも変ですが
ママは元気です!!笑