投稿日 二〇二二年一月十七日

チューリップがひらいてる
春まで、あとひといき

わりとぼんやりしていたら
一月も半分を過ぎた。
もう世の中が、抗えない事で満ちていて
気持ちがあがらない。
先の季節や未来に期待せずには
今を乗り越えられる気がしない。

昨年末から今年、
雰囲気を味わえずに、クリスマスからお正月を過ごしてしまった。
クリスマスは華やかな街のイルミネーションをみるのが好きだし、ケーキやチキンで雰囲気を味わっていたのに何もしなかった。
お正月は年末年始の慌ただい人の波だとか、スーパーのしめ飾りをみながら、あぁ新しい年がやってくると噛み締めていたのに、今年はおせちもお雑煮もなし。
神社でお参りできたのは唯一の花マル。
何もしなくても季節は巡る
お店のことは一生懸命
自分のことはいいかげん
もう少し、大事にしてあげて。

母が昨年から友人たちと小冊子をつくりはじめた。
それは、私にとってこそばゆく、
母の以外な一面を知ることとなった。
今回は、母のお父さんのことが書かれていて
私の知らなかった、おじいちゃんおばあちゃんの姿がそこにあった。
何より、愛情のようなものが感じられて
不覚にもじんわりする。
親とは、家族とは。
歴史があって今がある。
今はとても恵まれていて、当たり前のように
しあわせな環境がある。
それを日々の忙しいを言い訳にして
目を向けてこなかった私がいる。
きれいごとではなく、
親があってこそ、今のわたし。

今年の雪は目にしみる
くっきりとした白
冬は目にやさしい。

猫は今日も隣で寝そべる
世界一の油断した顔で。