投稿日 二〇二二年七月十六日
ス丨パ丨で桃と迷ってすいかを買った。桃は世界一好きな果物だけれど、スイカに呼ばれて、思わずカゴに入れてしまう、ついでにカルピスも。夏の完成。
すいかは薄甘くてぼんやりした味だった。種が思いのほか沢山あって、すいかってこんなに種が多かったかなとじりじりする。丁寧に種をとりのぞいたりするのは苦手だから半分くらいは食べた。そしていま、遠くで花火の音がする。ますます夏の完成形だった。
短い夏を惜しむように最近はあちこち出掛けてみている水辺へ野へ山へ、自然から得るものは大きい。深く呼吸を整えて自分の位置を確かめている随分と、ちいさな世界にいるわたし。いろいろな物や事を確かめながらもっともっと、遠くへいきたいと思う。
戻れる場所があるという安心感でもっとずっと遠くへいきたい。