投稿日 二〇二一年十二月三十日

喫茶納め

師走だった
随分とここに書けていなかった。
多分、気持ちがあちこちに、
飛んでいたからだ。
十二月はいつだってそわそわしてしまう。
疲労が全身を蝕み、
からだが悲鳴をあげるのも
十二月だ。
おつかれさま、自分。

人生とはどうしてこんなにも
いろいろな事が起きるのか。
考えてみれば、平平淡々と過ごしてきたことなんてないかもしれない。
子どもの頃だって、いつも何かとたたかっていて、(それは自分の中のかみさまとか、ちいさな見えない不安だとか、心の中のことだったけれど)
今は、日々起こる日常の出来事とたたかっている。
おそらくは、自分で動いているからなのだけど、何もせずにじっとしていることができない。
じっと息を潜めて呼吸していたら、日々はもっと穏やかで安らかなのかもしれない。
それを望んでいるのか、
今のわたしには答えがでない。

わたしの中の強いわたしが、もっとやれと言う。
わたしの中の弱いわたしが、もう勘弁してくれと言う。
わたしは、どのわたしに従えば良いのか。

わたしは引きずられるまま、複雑な選択をし続けて、振り切れるようにメーターを上げながら息をしている。

わたしは、わたしは。

今日も猫は穏やかな顔をしている
来年はねこになりたい