投稿日 二〇二二年七月五日

仕事復帰、無職卒業
この一週間は充実していた。
やるべきことがある日々
やらなくちゃ、と思えるのはしあわせだ、
否が応でも前を向かねばならない。

久しぶりに立ったお店は、
まだ居場所があった気がした。
久しぶり、こんにちは、声を掛け合うことは
素直に嬉しく、みんなありがとうの気持ち。
目の前の道が蛇行していても歩みを進め、
目からみえるものを記憶し、口からは美味しいものを取り入れて、今日も生きていると思いながら、日々を過ごしたい。

おやすみ中に、マーチンのコンサートへ。
わたしの愛すべき鈴木雅之は、還暦をすぎてもずっと眩しくセクシーで、
コンサートに行くたびに惚れ込む。
今年はちょっと気持ちがゆらゆらしていて、
会う前の高揚感とかわくわくがあまりないままに行ったのだけど、
会場で、スポットを浴びた彼をみた瞬間に
わっと気持ちが昂まり、瞬きを忘れた。
まだちゃんと、何かに夢中になれる自分がいる、大丈夫だった。

彼は言った
ソロになるとき俺は、ふたつのことを決めてスタートした。
ひとつはバラードを丁寧に歌い上げること。
もうひとつは楽曲を自分の色に染め上げること、自分の色をつけていくこと。

その言葉が今の私にしみていく。
自分のいろをつけていく
時間がかかっても、私もやれるだろうか。
お店に、人生に、自分で自分のいろを塗っていく。

単色からカラーへ
そしてまた何度でも塗り直し、
生きていく。