投稿日:二〇二二年九月十六日

少し前の十五夜の満月の日 
しずえさんから届いた、六花亭のおやつ

スイートポテトパイ
名月
花の首飾り

クラシックの勤務終わり、用事のついでに差し入れね、といただいた。
つばら本のスタッフ紹介を読んでほんとうにそうだな、と思う
お店が離れても気にかけてくれて、会えば笑ってばかり、いつも元気をもらっている
クラシックで一緒にお店に立っていたのが懐かしい。

忘れないように、と思って写真を撮っていたら
あれ、なんだかデジャブだな、と
去年のちょうど今頃にも、しずえさんから同じおやつをもらっていたことを思い出す。
アルバムを遡ったら、写真があった。
食べかけの、三日月になっている名月。やっぱりそうだったか、と思いながら一口食べて驚いた。
カスタードクリームだと思っていたら、青えんどう豆の餡が入っていた。
二回目なのに、はじめて食べた気分だった。

三日月の名月の写真を確認したら、本部に立つようになって六日目だった。
数日はママと二人だったから、ひとりで立つようになってからは三日目くらいだろうか
正直、その時期のことはあまり覚えていない。
おそらく、目の前のことに精一杯だったのだろう
名月の味も、覚えていなかった。

写真に残しておいてよかったな。
その時のことを思い返す時間ができた。
はじめて食べるもの、新しいものもいいけれど
毎年、その時期になったら食べられるのも特別なんだなあ。
思い出が蘇って、振り返ってみたり、立ち止まってみたり。
つばらの冷やし中華も、きっとそんな感じだ。

来年の秋も、名月が食べられますように。
青えんどう豆にも、もう驚くことはないと思う。
本部なかの