投稿日:二〇二二年十月二十五日

寒さが身に沁みる
猫は温まろうとわたしの上にのる
ぐるぐるぶうぶうと、鼻をならして。

秋だから、だろうか。
沢山のお客さんがお店に足を運んでくれる。
毎日がファミリーレストランのよう。
そんな中、一人で来るお客さんもちらほらいて
わたしはじっと盗み見る。

この人はきっとこういう人だな、と想像と妄想を膨らませ、各々のストーリーが出来上がっている。
もちろん聞きはしない。
必死で手と目を動かしながら、
頭の中もいそがしい。

ふと思う。
お客さんからみて、わたしはどんな風にみえるのか
こわいおばさんだろうか
やさしいお姉さんだろうか
目がギョロギョロしてるだろうか
落ちついてみえるだろうか

他人からの自分をみてみたい
一生なりえない他人になって
わたしの良いところ
悪いところ
遠くから
わたしを知りたい