十二月三十日

 

 

 

 

喫茶納め

 

 

師走だった

随分とここに書けていなかった。

多分、気持ちがあちこちに、

飛んでいたからだ。

十二月はいつだってそわそわしてしまう。

疲労が全身を蝕み、

からだが悲鳴をあげるのも

十二月だ。

おつかれさま、自分。

 

 

人生とはどうしてこんなにも

いろいろな事が起きるのか。

考えてみれば、平平淡々と過ごしてきたことなんてないかもしれない。

子どもの頃だって、いつも何かとたたかっていて、(それは自分の中のかみさまとか、ちいさな見えない不安だとか、心の中のことだったけれど)

今は、日々起こる日常の出来事とたたかっている。

おそらくは、自分で動いているからなのだけど、何もせずにじっとしていることができない。

じっと息を潜めて呼吸していたら、日々はもっと穏やかで安らかなのかもしれない。

それを望んでいるのか、

今のわたしには答えがでない。

 

 

わたしの中の強いわたしが、もっとやれと言う。

わたしの中の弱いわたしが、もう勘弁してくれと言う。

わたしは、どのわたしに従えば良いのか。

 

わたしは引きずられるまま、複雑な選択をし続けて、振り切れるようにメーターを上げながら息をしている。

 

 

わたしは、わたしは。

 

 

 

今日も猫は穏やかな顔をしている

来年はねこになりたい

 

 

 

 

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