六月十八日

こんにちは、本部のナカムラです。
はじめに、私は文を書くことが苦手。いや、嫌いだ。
ましてや人様に読まれると思うとゾッとする。
デムラママに書いて欲しいと言われた時、露骨に嫌な顔をし苦痛と言ったのは言うまでもない。
この時点で読みたいと思わなくなりますね。
だから、ここから先は物好きな方だけ覗いてもらうくらいが丁度良いと思う。

私はつばらがオープンした時からの常連客。
まさか、自分がここに立つ日が来るとは思ってもいなかった。
お店に来るたび少しずつ顔見知りができ、いつの間にかドアを開けて顔を合わせれば「どうも」と片手をあげるような知り合いができていった。
しかし、出会った人たちの詳しいことは知らない。
お店で会ったら話すだけの関係。
だからこそ、気兼ねなくくだらない話や真面目なようでどうでもいい話ができた。
そんな関係はなんとも心地良い。
こんな心地良さをつくってくれたのは、もちろんデムラママ。
人と人をつなげる能力がすごい。
そして、私には残念ながら出来そうもない。
お店に来る皆様ごめんなさいね。
今はこんなご時世だから余計にね。と、言い訳をしてみる。
ぜひ、お客様同士で距離を近づけてもらえればいいなぁと、他力本願で行こうと思う。

ずいぶん長文になってしまったので、この辺で終わりにしよう。
私はデムラママのようには出来ないけれど、お客様にとって心地良い空間であればいいなとは思っている。
だから、私はカウンターの奥でひっそりと眺めさせていただこう。
そして、この日記の私の番がまわってこないことを心から願おう。